検査メニュー

赤水・赤錆(赤サビ)、スケールが生じた際、その原因を究明するため、そして、対策によりどのように赤水・赤錆(赤さび)、スケールが改善されていくかを確認するため、しっかりとした事前・事後の検査を行う必要があります。

ここでは、赤水・赤錆(赤サビ)、スケール対策などのトラブルが起きた際に行われる検査をまとめている。

水質分析

水質分析では、水の中に溶解している成分(基本的なもの)を分析(検査)します。原則として、1邃唐フ水量が必要となります。

主な検査項目として、「色度」「濁度」「全鉄(鉄及びその化合物)」「硬度(カルシウム、マグネシウム類)」「pH」「有機物」などが挙げられます。この結果により、赤水の発生の状況や水の性質(性状)を調べることができます。

費用 1万円(12項目)/回

水質分析

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内視鏡検査

内視鏡検査は給水系の配管の内側がどのような状態か確認したい場合に用いられる検査方法です。

水質検査だけでは納得できず、実際に目で見て確認したいという場合に行われます。特に赤水・赤錆対策での利用が多いのが特徴です。

また、内視鏡検査では水を止める時間・量が少なくて済むため、配管工事ができない場合にも利用されます。管の径が小さい場合、抜管できず、やむを得ず内視鏡を利用する場合があります。

なお、注意点としては、内視鏡検査を行う場合は予め配管内面の綺麗な部分と該当箇所を比較する必要があります。

費用 5~6万円/箇所

内視鏡検査

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目視検証

水質検査だけでは納得できず、実際に目で見て確認したい場合に取り入れられます。

なお、給水系は抜管時に断水の必要があります。したがって、断水ができない場合はこの方法を用いることはできません。

費用 7~15万円/箇所※場所や状況による。

目視検証

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抜管検証

給水系の配管の内側を見たい場合に用いられる検査方法です。水質検査だけでは納得できず、実際に目で見て確認したい場合、内視鏡検査と比べ、配管工事ができる現場で取り入れられます。

内視鏡検査に比べ、抜管検証の方が付着物の厚みが見やすいため、用途としてはスケール対策で用いられることが多いのが特徴です。また、工場などでの定期メンテナンスの際にも多く取り入れられています。

費用 4~5万円/箇所
(実際に実施する場合は断水などにかかる費用が高くつく)

抜管検証

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超音波検査

抜管検証、内視鏡検査ができない場合など、やむを得ない場合に取り入れられることが多い検証方法です。既に痛んでいる管の痛み具合を調べる際に利用します。

抜管の必要がないため、ホテルや病院など、業務上、水を止めることができない業種、シチュエーションで取り入れられています。

また、抜管検証などと比較し、検査の時間が短くて済み、複数箇所検証できるのも特徴です。

費用 10万円以上/回

超音波検査

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X線検査

抜管検証、内視鏡検査ができない場合など、やむを得ない場合に取り入れられることが多い検証方法です。既に痛んでいる管の痛み具合を調べる際に利用することもあります。

抜管の必要がないため、ホテルや病院など、業務上、水を止めることができない業種、シチュエーションで取り入れられています。

本検査はX線を扱うため、放射線技師の資格が必要であり、その分コストがかかります。また、機材は大掛かりな準備が必要であり、機材自体も非常に高価たものです。X線検証には専用の機材が必要です。

費用 10万円以上/回

X線検査

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蛍光分析

主にスケールの成分を厳密に調べる際に用いられる検査方法です。
なお、検査の際には15g程度のサンプルの面積(スケールの量)が必要です。これは、量が多くないと分析機械にかけられないためです。また、結果が出るまでに費用と時間がかかるのも難点です。

費用 6~7万円

蛍光分析

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回析分析

主に錆・スケールの成分を厳密に調べる際に用いられる検査方法です。特に、錆の変化を分析し、計測データとして把握したいというニーズがあった際に用いられます。

なお、検査の際にはある程度のサンプルの面積(錆・スケールの量)が必要です。これは、量が多くないと分析機械にかけられないためです。また、結果が出るまでに費用と時間がかかるのも難点です。

費用 6~7万円

蛍光分析

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